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DATE: 2009/02/28(土)   CATEGORY: 店主の宝物庫
刑死者の戯言。
―ああ、怖いね。怖いね、真っ白なものが全部、僕の大事な者を掻っ攫っていく。

「で、これで貴族会に頼まれた仕事は終わったのか?」
と聞いた長髪の赤紫色の髪に腰にはレイピアを吊るしたギルディズ。

「・・・・・大体契約書に書かれている事は納得できるけどねえ」
まだ不服だ、と言わんばかりに眉根に皺を寄せて思案顔をするメルカトル。

「何が不満なんだ、大物には会えたし契約もこぎつけた。万万歳だろう」

「万万歳ね、まあそりゃあそうだけど。相手を良く考えて御覧よ?切れ者だと、町の皆が誇って言うヴァーミリオン市長様が貴族にほいっ、と簡単に契約書を渡す相手じゃない気がするんだけどね。」

「考えすぎじゃないのか?」
「世の中考えすぎて損する事はあまり無さそうだよ」

「それは、あれか。俺にもう少し物を考えろとかそういう暗示か」
「それは深読みのし過ぎだよ。」

「何が違うっていうんだ」
「いいかい?考えすぎるってことは、あるいくつかの考えを絞るんだよ。けどね、深読みっていうのは、どんどん自分で答えを無尽蔵に増やしていく事さ。」

「・・・・おお!」 「納得したみたいだね」

「でもそうだとしても、やっぱり考えすぎじゃないか?こっちに不利になる事は少ないだろう」
「まあね、フィアグレンデが買った分の薪の根の半分をコチラが負担する。かなり紳士的だ。けど、それを差し引いたって可笑しい物は可笑しい。」
上空を見上げるメルカトルにつられ、上を見ると真っ白な雪がひらひらと降ってきている。
例によって、何が、と尋ねる。

「一つ彼らが薪の値を僕らが買おうとしたのを阻止したのに、こんなにあっさりと手渡したのは何故か。二つ目、どうしてこんなにも雪が降っているんだろう。」
最初の事は理解する事が出来たが、二つ目はあまりにも突拍子な事だった。

「・・・・・そりゃあ変化したんだろう気象が」
「ギルディズ気象なんて、世界の概念がそうそうひっくり返る事は無いんだよ。」
メルカトルの言葉に呆気を取られ、素っ頓狂な声を上げると、本当さ、とメルカトルは言う。

「気象っていうのは僕らが今吸っている空気だったり感じている温度が作り出すものなんだ。だから、そんな世界の根っこみたいなものが簡単にひっくり返っていたら僕らは一溜りも無いじゃないか」

「じゃあ、何で?」 率直な質問だとギルディズは思った。

「それは僕にもまだ分からない」 
「・・・・それじゃ駄目だろうが。」

「だから悩んでるんだよ。全く嫌だよねえ、沢山悩むと頭がどうにも寒い気がしてならないよ。」
ボソッと禿げてしまえばいいと云うと、何か言ったかい?と今にも人をどうにかしそうな笑みを浮かべているので、何でもない、と答える。

「とりあえず調べてみようかな。契約書は手に入れたけど、どうにも後々まずい気がするからね。一応言うけど、ギルディズ君もだよ」

「・・・分かってる!」 
怒って言うと『そう来なくちゃね』とこの状況を明らかに楽しんでいるメルカトルの声が聞こえた。

Re:Story of love that cannot be talked all one's life.
((↑一生語りきれない愛の話。
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DATE: 2009/02/27(金)   CATEGORY: 店主の宝物庫
隠者の真実。
―真実なんて何処かしこに隠れているかもわからない、不安定で、世界で一番。
―嘘っぱちなもんだ。

「って、僕は思うんです」
糸をタラリ、とたらした紙コップに喋りかけた。但し、紙コップの底の方の糸は何故だか一度切られたらしいものを又つないでいるようだった。

『・・・・それにしても、どうして又糸切れちゃったのに繋げようなんてしたの?』
紙コップ先の相手の人はそう聞いた。

「気分と、後あの時話を・・全部聞けなかったですから」

『全部・・・ああ、私の愚痴?つまらないわよ、だって監督へのそりゃあ魔女の大釜で煮詰めたってコンパクトに成らない位の色んなものが詰まってるもの。』

「良いです、それも聞かなきゃいけないって気がしますから。」

『・・それだったらお願いがあるんだけれど、』
以前に聞いた女性のたんたんとした調子ではなく、寧ろ愉しそうなそんな声が響く。

「なんです?」

『あのね私の出た監督に最低だって言われた・・映画気が向いたらでいいの。見てくれるかしら?』

Re:It is light concealed in someone's bottom. ((←それは誰かの奥底に隠した光。

今晩和、桂月です。何か天気がどうにもハッキリしなくて弱ってます。

ななどらちびきゃらとーく皆さま試されましたでしょうか?素敵なものをローグ君に貰ったので、次はヒーラーを・・と思いトークしてます。

母さんにファミ通を買ってもらったら何気にヒーラーが・・!ちょっ・・モルちゃん<ジェリコさん図が!

PT編成にコレだけ悩むなんて!怖いね、これ!!

そういや、私今週が先輩方の卒業式なんで土曜日曜と出勤しなきゃいけないんですよ。

私時効/警察もいなずまいれぶんも見れませんね・・。とりあえずいなずまは録画する方向で。

いやもう、一生懸命仰げば尊しを覚えています・・2・3番とか歌詞カード渡されて始めて知りましたよ。

それを3日の短い時間で覚えろだなんて、先生・・・・ヽ(´Д`)ノ

そんなこんなで、明日午後までみっちり卒業式の予行やって来たいと思います・・!

頑張るよ、仰げば尊し!((←そこだけ。

お粗末様でした。
DATE: 2009/02/25(水)   CATEGORY: 店主の宝物庫
女帝の法則。
昼下がりの午後の公園には、親子連れやら昼休みに一息ついているサラリーマンなど、多種多様な人が居ました。

まあそれでも彼女の異質さは何処かぬぐえなかったりするのだけれど。

彼女とは、髪先だけ緩く巻かれ何処を見ているのかも怪しいぼんやり眼をした女性の事でした。

誰かと待ち合わせをしている風でも無く、かといって公園に遊びに来ているとも思えませんでした。

彼女だけが、異質だったのです。

そうして初めて気付くのは、誰もがその女性に目が言っているということでした。

特に変わった風貌という訳でもありません、ある意味変わっているとしたら上のような風体なのでしょうが。

魅了というのに近しいのでしょうか。これは。言葉には尽くしがたいほどの何か、オーラとも言うべき何かが彼女に漂っているというしか出来ない訳であります。

そんなことをのたまっている自分は誰か、それも些細な疑問で意義の無い事なのです。

ああですから―

「それにしても・・・・・お腹が減ったわ・・」

「どうして、公園に来ようだなんて思ったんだっけ・・」
自分の記憶をさかのぼったが、あまり言い結果は出てこなかったので思い出せたら思い出そうという感じでほったらかしにしてみた。

ほったらかしにしようと思った瞬間入れ替わりに、結果が出て来たのでポン、と手を打つ。

「書けそうなジャンルを探そうと思っていたんだったかしら?」

ジャンル、ジャンル・・と思い色々でる訳だが自分が書ける、というのは何だろう。と思い又ぼんやりと周辺を見る。公園には色々な会話があって愉しいなあとも思いながら。

すると、ひらりと何かが目の端を横切った気がして目線を這わせながら追う。

「くろあげは・・・・っていうのかしら?随分と、季節外れ・・なのかしら?」
二度も疑問符を使ったのはさして自分が虫に詳しくないからだが。

「・・・・愉しそうね、あなたも」

ひら、と飛ぶ。

Re:mind up to the sky
DATE: 2009/02/24(火)   CATEGORY: 店主の宝物庫
悪魔の天使。
―善か悪かを判定するのは、その人の思い込みだけである。

「・・・・貴族人がわざわざ出向いてまで何のようが?」
フィアグレンデの市長ヴァーミリオン・ビネガーはそう云う。

「何のよう?こちらとしては寧ろ不本意な赴きなんだけどねえ。」

「理解し難いな」 「こちらも理解してほしいとは思っていないよ」

その大物同士の小競り合いにギルディズは頭の中がパンクしそうだった。

「ちょっと待て・・、この人が市長だってのか?!メルカトル!」

「ギルディズ人を見かけで判断すると損をしておまけに痛手まで負う結果になるよ」
その答えにやはり聞き間違えでは無かったと確認したギルディズは再度彼を見る。

当の本人はといえば、そんな事を気にしないまま言う。

「クォイド何があったのかを話してくれ」
やっと秘書は先ほどの冷静さを取り戻したのか話し出した。

「こちらに居る貴族人のメルカトル氏は【白の庭】の当主であるそうで【白の庭】に住んでいる者達が冬を越せる程度の薪を・・分けて欲しいと、」
そうして、また大物同士の視線がかち合う。
「こっちも人命が掛かっているんでね」

「君達も人命というのは大切にするのかね。それとも、その人命というのは貴族人しか含まれていないのかい?」

「命に身分があるだなんて僕は始めて知ったけれどね。」
その言葉を聞いてヴァーミリオンの顔が険しくなり、秘書に言う。

「クォイド、署名をするから契約書を」「なっ・・よろしいんですか!市長!」

「ああ・・だが、一つ覚えておきたまえ。」 地獄から湧いて出るような低い声だった。

「君や他の貴族人達が何時までも何処かに収まっている訳では無いという事を―」
警告というよりも、何かを予告しているような言葉を聞いてメルカトルは笑う。

「ご忠告心に染み渡りますよ、フィアグレンデ市長ヴァーミリオン・ビネガー殿」
パタンッ、と扉を閉める音が空しく響いた。

Re:same spirit
DATE: 2009/02/22(日)   CATEGORY: 店主の宝物庫
魔術師の失敗。
―光れば光るほど己が身を照らし、曇れば曇るほど己が身を隠す。

市長室の扉の前で処刑人ことギルディズはぽつん、と一人ぼっちで佇んでいた。

「待ってろ・・といわれたのは良いが、あんまりだろこれ」
ため息をついて、周囲を見渡すとここに着く事に専念しすぎていて気付かなかったが、芸術品という奴が道の両端に少しだけ置いてあった。

「貴族人の質を思い出してきた・・」
市長は貴族の出ではないから違うのだろうが芸術品が軒を連ねているとギルディズはそう云った気分に陥る。
やる事も無い故に今回はその芸術品を見ることにしたのだが、どれも価値が異様にわからないものばかりだった。

「・・・芸術品ってのはあれか、作った本人が価値がわかれば良いのか」
一人ゴチて納得すると一番市長室に近く手入れがされている様子の、丸い水晶玉のような物があった。

近づいてそれをよく見ると、中に小型の家と緑色の木があり近くでは子供たちが真上を見ていた。
水晶玉の天辺を見ていると、はらはらと白く細かい雪が降っていた。

だが、どうやって雪を降らせる仕掛けも見えない水晶玉から雪を降らせているのかは分からない。

「へえ・・不思議だなあ。」
そう言って、作品の製作者の名前を見ようとしたときだった。

「それが気に入ったのかね?」 「っ!!」

「そう身構えなくて貰って結構、それが気に入ったのか知りたいだけだ」
男は全く生気が感じられない程やつれている気がするが本人はいたって普通そうな顔だ。

「ここら辺の芸術品は価値が俺にはわからないけど、これはすごいとは思う」

「そうか、私もだ。」
男はどうでもよさそうに他の芸術作品を見つめ、最後にギルディズが見ていた物を見る。

「・・・・あんた一体d「ふざけないで頂きたい!!」・・あ?」

扉の内側にある市長室からそんな激怒した声が聞こえて、思わず扉を開けると。
自分が王者だという様子のメルカトルと先ほどの冷静さが一挙に失われた秘書のクォイドが居た。

「な・・・何があったんだ、メルカトル」
「交渉をしていたら、彼が怒り出してしまったのさ。大人物かと思いきや短気だねえ」
「余計なお世話です・・!それよりも、貴方の提案は・・市長に話すまでも無い!」

「おやそれじゃあ【白の庭】の貴族人や其処に仕えている者、【黒の庭】の者たちを見殺しにすると言う事でいいのかな?」
「何が・・どうなってんだ・・・?」
そうギルディズが呟くと、クォイドがこちら側を見て色が失われた。

「・・・・・市長、」
「クォイド落ち着いて私に何があったのかを話して貰えるかね」
先ほどの生気の無い男が威厳に満ち溢れた言葉で言った。

「大物の登場か、やっぱり強行突破して成功だったねえ、ギルディズ」
そうやって、王者は微笑んだ。

Re:As for it, it knew the life.  ((←それは命を知ったこと。
DATE: 2009/02/21(土)   CATEGORY: 店主の宝物庫
皇帝の運命。
―誰もが知りえぬ結末と、誰でも知ることが出来る始まり。

「失礼、今ヴァーミリオン・ビネガー市長はいらっしゃるかな?」
何処か砕けた口調で、メルカトルは受付嬢にそう聞く。その間だんまりを決め込む。

「会う予定はされておりますでしょうか?」

「全くしていませんね、」とメルカトルが答えると一生懸命に受付嬢は笑顔を作ってこう答える。

「失礼ですがお客様市長はご多忙でして・・予定がされていないと会う事は・・」

「そう、じゃあ・・ギルディズ。やっぱり強行突破にしよう」
笑顔でそういいのけたメルカトルに少しため息を漏らし、進むメルカトルの後を追う。

「おっ・・お客様?!」 後ろで受付嬢の声が木霊した。

さくさくと以前来た事があるかのように進むメルカトルに尋ねる。

「おい強行突破って言ったはいいが、市長はいるのか?」
「さあ?どうだろうね・・けど僕は、忙しいって言う奴が忙しいって言う状況を見たことが無いね」

「それは、あれか。結局忙しくなかったって言う・・「着いたよ」・・おお?」
目の前に、高級感溢れる茶色の漆塗りの扉が一つあった。市長室とプレートに書かれてある。

迷うことなくメルカトルは扉のノブを握り開けようとした。

「お客様、ただいま市長は外出中で中にはおられません」
そう、声が掛かった。声の方向を見ると、薄い黒髪をした青年が一人佇んでいた。

「・・・ほらね、やっぱり僕の言う事に間違いは無い。」「居なければ終わりだろう・・・」
胸をはって言うメルカトルに突っ込んだ。

「失礼ですが、お客様。市長と会うご予定は取られていますか?」

「同じ事を聞くんだから、面倒だね。取っていないよ、けれど急ぎの用事だ」
メルカトルの調子は何時ものようだったが、目は何処か違っていた。

「僕の名前はクォイドといいます、市長の元で秘書をやっている者です」

「じゃあお忙しい市長様のお時間の為に、君が僕らの急ぎの内容を・・聞いてくれるのかな?」

「ええそれも秘書の勤めです。それから市長にお話しするかは考えましょう。」

しばらくメルカトルとクォイドは互いに睨み合うように見ていて、そしてメルカトルが着ていた防寒服やらをギルディズに渡した。

「ギルディズ、君はここで待っていなさい」
「・・・良いのか?」
何かあったら、と言う事を踏まえて聞くと、メルカトルは勝ち誇った顔をして言った。

「負ける自信はしないからね」
そうして、市長の秘書と貴族人は部屋へと入っていった。

Re:such as
DATE: 2009/02/20(金)   CATEGORY: 店主の宝物庫
テロメア。
こんにちはー無事テスト2日目終わりました!!

帰りの電車の中で友達に「テスト2日目お疲れ様でしたー(*´▽`*」とかやってました。

えー・・で、学校に2回行ってきましたよ。

最初は普通にテスト受けに行ってきたんですけど、駅で重要な事に気付きました。

・・・・・日本史のノート忘れた・・・・・orz

もうこの時点で死亡フラグが立ってます。友達に馬鹿だ、と言われました。

馬鹿じゃない!と否定したけど馬鹿です。やっちまったぜ。

いっそのこと月曜日に提出しようかと思ったんですけど、ほら平常点って・・・・大事よね。

って事で、先生に待ってもらえるよう置手紙して帰って、また来たら。

先生・・・・・帰っていらっしゃいました・・・・待ってっていったのにいい・・・・ヽ(´Д‘)ノ

ちょっ、これどういう仕打ち・・確かに忘れた私が悪いんですけどね!((←

他の社会科の先生に聞いたら、多分手紙は見たんじゃないのか?と言ってたんですけど。

余計になんで帰ったんだよコールが心の中で響き渡りましたよ。

まあ・・とりあえず出したし、良いだろうと思います。頑張った!往復2時間掛かってるけど、これが田舎の醍醐味だから!

夜になったら、生物と英語と・・世界史のお勉強です・・主に生物。生物みっちりやんないと。

昨日何気に、SN4やってました。無限回廊を何故かひたすらプレイしていた奴です。

後最近SIRENが気になってるんですけど・・・あれってホラーなんです・・よ・・ね?

映画もあるし・・今度借りてみるとします・・わくわく。ワールド・デストラクション2巻と3巻借りましたけど、面白かったです・・!あれは、皆見るべきだよ。何気に色んな声優さん出てるww

何かもうOOしか思いつかない私も居ます。愉しすぐる。

それでは、お粗末!
DATE: 2009/02/18(水)   CATEGORY: 店主の宝物庫
見せ掛けフェイク。
「ギルディズが聞きたがっていた事と、女中さんが言っていた事を纏めて話そうか」
そう言って、一人全てを知っている貴族人メルカトルは食事のデザートを喰いながら話す。

「1つ、ギルディズ君は僕が誰かに頼まれてこんな七面倒な事をやっているんじゃないか?と言ったけどまあ・・的から遠からずも近からずって感じかな。」

「何処が違うって言うんだ」
デザートのケーキに勢いよくフォークを突き立て、口へ運ぶ。

「実はこの前貴族会という貴族のまあ会議みたいな物があってね、そうしかめっ面をしてケーキを食べるとまずくなるよ、ギルディズ」
「ヒトがどんな表情で食べようが自由だろうが、続けろ」

「まあその貴族会でとある事が問題になってね、」「・・・・とある事?」

「そう、とある事。秋が終わろうとしてた時に貴族たちがお互いの家の薪の残量から、今年の分の薪の量を買う算段をしていたんだけど、薪の値段が例年の2倍の値段で取引されていたんだよ。」

「・・・・・2倍・・だと?」「そう、2倍。っていっても、去年の冬は結構暖かかったからね、使わなくて済んだ分があったからそのときは買わなかった。」

「だけど、それが大きな間違いだったのさ」 「?どういうことだ」

「・・今年の冬はいつものように寒くて、当然ながら薪を使うわけだけど皆去年の分を消費してしまった後に貴族会を開いて薪を買う手筈をつけようとして値段を見たんだけど・・5倍で取引されていた。寒さで凍え死ぬのは僕らも嫌だ。だから7倍で買おう手筈までつけたんだ。」

「そうしたら、どうやら薪を単独で買っている相手は10倍という馬鹿馬鹿しい値段をふっかけて・・さすがの僕らも底なし沼にお金を投げ込む気がしてね。で、その相手ってのを調査した結果が。」

「ここだったって訳か・・・?」
「そう云うことさ、僕は貴族会でお金を詰まれてしぶしぶこっちに出向いたんだ。」

「やっぱりか・・・で一体どうする。この現状を見る限り色々無理だ」
「そうだねえ・・って事はやっぱり話し合いかな。」

「・・話し合いって・・市長とか?」
「そうだよ、彼と話をしようじゃないか。僕だって忙しいんだし、」
「全く忙しそうに見えないけどな」
「あはは、真実は深淵にこそ隠しけれ、だよ。忙しいって言っている奴に限って、本当は暇なんだよ。ッてことで、乗り込もうとしようかな、この真冬を終わらせてやりに」

Re:resistant  ((←反逆者。
DATE: 2009/02/16(月)   CATEGORY: 店主の宝物庫
聞き上手の愚痴。
―ハロー、ハロー?

「すいません、英語喋れないんですけど」

―オウマイガッド

「そういわれちゃっても、」

―ユーアーライフエンジョイ?

「・・・・、アイドンノウ」

―ザッツベリーサッド

「ケチをつけれられちゃっても、なんともいえないところなんですけども。」

―・・・・・ドゥユウヘイトディスワールド?

「NO―I hate this world but this world....ああ、まどろっこしいなあ」

「でも大好きですよ、嫌いだから大好きです。色んな人が生きている今が。」


『ってことがありました、英語圏の方と喋るのって難しいですよね』

『えと充分すごいかな?って思うのお姉さんの気のせいだったりするのかな?それともお姉さんの知恵不足だったり・・?』

『どっちでしょう・・で、お姉さん愚痴はもうなくなりましたか?』

Re:my head seeds

お姉さんは上司への愚痴を全てこぼし終わりました。((完了形。

どうも今晩和、ただいま保健の勉強中桂月です。 

今度の学期末は先生曰く『お前等3つ(赤点:家は40点以下)取ったら終わりだぞ、4つはもう猶予すら無いわ』

猶予というのは、追試なんですけども・・・・最後の最後がこけやすいって言う話ですね。分かります。

それにしても全科目のページの多いこと多いこと、目をつぶりたくなります。哀しいよね!

現実逃避を早々に切り上げるであります。お粗末!
DATE: 2009/02/15(日)   CATEGORY: 店主の宝物庫
硝子色の世界。
手前から何時も見える世界は透明な、ガラスのような世界でした。

決して粗末に扱ってしまってはならない、そんな壊れやすい世界。

手前がそんな風に世界を良く見えるようになったのは、多分手前がもうこの世界とは違うモノになったからだと思うので御座います。

どうでもよい、と諦めて投げ出したのではなく、傍観者というモノになったからこそ始めて言えるこの境地といった方がよろしいのかも知れやせん。

善い事よりも悪しき事の方が多く、昨日すれ違ったお方がもうこの世にはいない、そんな事だって起こり得る世界。何時から、こんなにももろくなったのかは手前には到底分からない事かもしれません。

けれども、そんな世界の末端で必死に生きているヒトがいると言う事も限りの無い事実なのでしょう。
おそらく、旦那も。

『―旦那、旦那。そんな所で寝てしまうと風邪を引きますぜ』
硝子色の世界から見た多彩な世界にごろり、と横たわる青年に声をかける。

「五月蝿いぞ、橙色。昼寝くらい何処でもさせろ。」
『風邪を引いてウンウン唸っている御仁は何処のどなたでしたか。』

「風邪を引けば誰だってそんな風だ」
『おまけに、医者が嫌だとわめき皆様を困らせていたじゃあありませんか』

「・・・・一体いつの話だ。とうの昔に医者なんて克服した」
『それは失礼しやした、ところで旦那先ほど来た刑事さんはなんと、』

「・・・くだらない、事さ」
―チリン 風鈴の音が旦那の声にかぶさった。

それ以上手前は何も言いませんでした。
必死に生きるヒトに何か善い事があるのかと問われれば間違いなく手前は答えることが出来ません。けれど、一つだけ確信してもよいことといえば。

『旦那、』 何だ、と透明な世界の青年は聞く。

『どうぞ良い夢を』 
幸福の計り方は誰にも分からないのだから、そんな些細な幸福が君にとって無常なまでの幸福となるよう最果てで見ていましょう。

Re:seven days after・・
DATE: 2009/02/13(金)   CATEGORY: 店主の宝物庫
君という名の物語。
―夢を、みました。あの夢は、きっと忘れる事が出来ない物なのでしょう。

バサリッ、と音を立てて赤紫の長髪の青年―ギルディズは新聞を読んでいた。
宿のものなのだが。メルカトルはといえば、薪を入れた暖炉を見ていた。

「・・で、いい考えは出たのかメルカトル?」
パチッ、と木の中に含まれる水分が火によってはぜる音がする。

「そうだねえ・・「すいません、朝食をお持ちしました」」
並ばれた食事をみながら、メルカトルはふむ、と運んできた女中に話し掛ける。

「真冬祭りが気になって来たのは良いけど、冷え込むねえ。いつもこんな感じなのかい?」
「はい、今はいつもこんな感じです。皆慣れっこになりましたよ!」

「薪もこう寒いとたくさん使ってしまわなければいけないし、大変だろう?」
「そうですねー・・でも生きていくためですし、でも最初は結構安め・・だったと思うんですけどその後すぐにちょっと高くなっちゃったんですよ。高くなったんですかね?」

「・・少しばかりね。僕もここの市長の有能さは耳にするけど、かなりの切れ者なんだってね」

「ええ!そりゃあもう、このフィアグレンデをここまでにしてくださった方です!あっ、でも秘書の方も負けず劣らずの切れ者なんですよ」

「秘書?そちらの噂は聞かないけど、こちらの人が言うからさぞ凄いんだろうね。」

「私たちの自慢のお二方です!」

それを聞き、俺の持っていた新聞を取りある一点を指で指して尋ねる。

「市長の名前は、ファミリーネームが書いて無いけど一体何というのかな?」

「市長のファミリーネームですか・・ええと・・ヴァーミリオン・ビネガー市長ですよ!」

女中の言った言葉を聞いたメルカトルはにこり、と笑い有難うと言った。

「いえいえ、お客様の役に立てたなら嬉しいです!」
丁寧に出て行った女中を見届けてギルディズはある質問を出す。

「まさか、この件以前のように誰かに頼まれてだとか言う話か?」

「積もる話は後だよ、暖かい朝食を今はゆっくりと―食べようじゃないか」

Re:finder
DATE: 2009/02/11(水)   CATEGORY: 店主の宝物庫
読めない人との交流記録。
『初めまして楠本と言います、近場の市立図書館に入り浸っている大学生です。

そんな私風情ですけども、知り合いで榎本君という司書の知り合いがいるんですけども、彼とその知り合いの不思議というよりミステリアス、且つデンジャラスな雰囲気漂う女性の事を話したいと思います

その女性は榎本君からの話によると偉大な人でいて読めない人だとか。

ちょっと怪しい宗教とかの偉い人か何か?と聞くと真顔で病院予約とりましょうか?といわれたのを覚えています。えっ、どうでもいい?ああ、話話。

そんな女性には特技があるそうで、ええと・・なんだったかな?

人にはパターンってのがあるんですよ。身近な例としたらリモコンを取る→テレビを点ける、みたいな。

それと一緒で、会話にもパターンが実はあるらしくてそれを女性は分かる事が出来るらしいんです。専門的なことは分からないんですけど。
簡単に言っちゃえば、次が読める、ということでしょうか。

私たちが日常的にしている会話にも実は、似たり寄ったりな、習慣づいているものがあるそうで。

女性はその習慣的な部分を記憶していて、以前自分が相手と会話をしていた中から今の会話のパターンに似ているものを算出して、言葉の続きを読むんだそうです。

ある意味ここだけで偉く難しそうな感じが私はひしひしとしているんですけど。

でもまあ、絶対的では無いそうで彼女が敬愛して止まないのがそんな自分が読めた会話とは思いつかないような会話をした人だそうです。

これに榎本君も該当するって言うんだから、榎本君も大層不思議人物じゃないかと私は思ってきてます。

でも女性の周りには、そんな彼女の予想を裏切る人物ばかりがいるっていうから不思議なんです。

それでいて、彼女は自分よりも不思議なのはそんな人物の方というのだからまたまた不思議だと、目の前にいる榎本君は愚痴をこぼしていたのでありました!ちゃんちゃん☆』

『何がちゃんちゃん☆ですか聞いてますか!楠本さん!!』

Re:・・・・end?
DATE: 2009/02/10(火)   CATEGORY: 店主の宝物庫
安全圏脱出劇。
一度あることは三度あると、昔の人が言った格言がある。
この格言を馬鹿にした奴からそうなるのだからこれまた滑稽だと思う。
そう思っていた俺に、お鉢が回ってきたわけで。

「・・・あれ俺眼科行った方がいいかな?・・・何かどっかで見たことあるような紙コップが・・」
朝学校に行こうと家を出たら見たことあるようなシルエットとでも言うべき形がポツンと寂しげに道路の真上にあった。

「ある意味ここまで来たらストーカーとかソッチ系俺考えちゃったほうがいいんじゃね?」
一人でそういう姿を誰も見ていないと言うのが唯一彼の救いだろうが。

「これ・・え・・拾った方がいいの、俺?あーどうすればーイインダーっ!?」
頭を抱えて叫ぶ、ご近所迷惑極まりなし。

そういいながら紙コップを見て気づいた事があった、何か小刻みに揺れてんぞ。その光景はさながら携帯のバイブ機能の様で。
「いやいやいや・・・アリエナイ!ありえなさすぎんだろ!紙コップのどこにそんな電子機能が!」

ええいっ!と思い彼は寂しげに置かれていた紙コップをとり、耳に当てるとこんな声が。

「ううっ・・しょうがないじゃない!だって私失敗しちゃったんだもの!だから怒られて当たり前なのは分かってるけど、あんなに怒らなくたっていいじゃないのよぉおおおおおう!」

結論総まとめ。
1、バイブ機能の声はこの紙コップの相手の方の大音量のグチでした。
2、人として愚痴を聞いてあげるべきか、それとも俺個人としてスルーするべきか。

「それかいっそのこと、後ろからえいっって刺しちゃうとか・・」

色々考えていたら紙コップの相手先がぶっそうな事を言い出したので急遽俺は2の前者を選んだ。
「・・あの、俺でよければ相談に乗りますが・・・・」

「・・・・えうえ!!誰かいたよぉおおお母さあああああん!!」

「こっちだって泣きたいですよぉおおおおおおお!」

「というか聞いてもらっちゃったりしていいのかな?私駄目な大人に見られない?見られるよね、スイマセン!」
「自己完結した?!ていうか刺すとか刺さないとか物騒な事言わないで下さいよ!ラブ&ピィース!!」

「そこから聞かれてたっ?!お姉さんもう駄目・・駄目な大人で御免なさいいいいいい!!」

Rescreams

ちびきゃらトークは桂月の体力を一気に復活します。((←どうでもいい話。

さっき母さんに「あんたが漢検受かっているとは思っていない」とどっかで以前聞いた台詞を言われてメッコメッコになりました・・・・あー・・・・やる気ってなんなんでしょうか。((凹みすぐる。

お粗末。
DATE: 2009/02/09(月)   CATEGORY: 店主の宝物庫
誰も叶えられない願い事。
フィアグランデの真冬祭りという何処の阿呆が付けたかもわからない見たままの名前の祭りの場所を見て、ゴシュッと雪を踏み潰してギルディズは歩んだ。
厚手のコートに厚手の手袋と防寒対策はばっちりな訳だが、問題は別の所にあった。

「おいメルカトル本当にこんな強行突破で良いのか」

メルカトルは、ギルディズと同じような格好をしていたが厚手の手袋に包まれた手には何種類課の花と頭部以外が骨の魚のブーケを持ち、羽飾りを髪につけていた。

「強行突破で行くと、存外頷けない事も頷けるんじゃないかなあと思ったんだけどね。どうだろう」
「どうだろうなんてあやふやなことが言える立場なのか俺たちは」

「いえないさ、いえないけれどそういう言葉しか出ない状況でもあるんだよ。これは・・ねえ」

彼らの目の前には、雪を本当に楽しんでいるのか居ないのか分からない位に多くの観光客が溢れかえっていた。地元だと思われる人が驚いていない所を見ると、毎日こんな状況なのだろう。

「予想していた異常の反響っぷりで僕は涙が出そうだよ」

二人の目的は、薪を少しでもコチラに融通して貰える様に市長に頼みに行く事だがこの状況を見る限りそんな贅沢は無理な事がわかる。

「この人数からすると届いている薪も一日に大半を消費してしまっているだろうな」
「だろうね・・さて、どうしようかなあ・・・・市長に会うか、それとも」

ガサリッ、と音を立てながらブーケを顔に近づけて神妙な面持ちで考えるメルカトルを見る。

「まあ一日宿に泊まって考えでもするとしようかな」
「・・・呑気だな、メイド達が帰って凍っていましたじゃ済まされないんだぞ」
「ああ、だからこそ考えるんじゃないか。ギルディズ」

ニッコリ、と微笑んで言ったこの貴族人の相手をするのに疲れた処刑人はため息を漏らし。

「勝手にしろ、この貴族人」

「ああ、勝手にさせてもらうよギルディズ」
そう言って何処かに安値の宿を探しに行った。

Re;firt contact
DATE: 2009/02/07(土)   CATEGORY: 店主の宝物庫
兄さんと金魚売り。
学校が終わって居間でくつろいでいると縁側の方が騒がしく覗いてみると兄さんと知らない男性の方が揉めていました。何を争っているのか見当がついた私は勿論兄さんの所へ加勢をしに行きました。

「兄さん多分というか大当たりなんだろうけど、橙色のこと?」
「おお、光也丁度良い所にこのわからずやの金魚売に言ってやれ。橙色は売り物じゃないって!」

「何を言っているんですか。こんな素晴らしい色合いの金魚私ですらお目にかかったことが無い。珍しいんだよ!どうだいお嬢さんこの子の子供を見たか無いかね?」
兄さんは疲れたという調子で私に言い、金魚売りの男性は私を味方に引き入れようとする。

「・・・・橙色は売り物じゃないし、私は橙色が好きだからいいわ」
と、私がバッサリ切り捨ててしまうと男性はガクリッとした。

「金魚売よ、お前さんが家で飼いたいんだろう。」
「ええ飼いたいです。こんなに珍しい金魚自分の手元におかずしてどうするって言うんです」
開き直っていると私は思うと、兄さんは珍しく少し怒っているような感じがした。

「それでは一生無理だ。」 そう言うと兄さんは自分の部屋の襖を閉めた。

わずかばかりに視線を感じて横を見ると金魚売の男が「どうにかなりませんか、」と聞いた。

「・・なる物なら、兄さんは貴方にお渡ししていたと思います。どうぞ、諦めてお帰り下さいまし。あまりにしつこいなら、警察を御呼び致します。」若干脅しを交えて言うと男は跡形も無く消えていた。

兄さんの部屋の襖を見ながら、私は遠慮がちに尋ねてみた。
「ねえ、兄さん泣いている?」

「泣いてなんかいるものか、アレ位で泣いたら世の中の男は全員泣いている」

「・・可笑しいの、」 そう言うと、襖の向こうで「何がだ?」と尋ねる声。

「だって兄さんは私が泣いたりしていても頭を何処かにぶつけたんだろう位で済ますのに橙色のことになるとあんなに怒れるだなんて」
「・・・光也が泣いてたら訳くらいは聞くぞ、一応」

「でもそこからの行動は起こさないんでしょう。」 うっ、という声が聞こえてふふっと笑う。

「何が可笑しいっていうんだ!」 
「だって・・だってね、私絶対兄さんのこと怒らなきゃいけないはずなのに、それが当然だなって自分でも納得しちゃってるんだもの。だから、可笑しいの。不思議でしょう?」

「・・光也塩でも撒こうか」
「あら、いい考えね兄さん」

Re:In the opponent of love.
DATE: 2009/02/06(金)   CATEGORY: 店主の宝物庫
最果ての鼓動。
トクン、とどんな生き物からもそんなか弱くも偉大な音は聞こえるのです。

だから、その命の音に私は時たま涙が出そうなのです。

怖いのです。

この音が止まってしまったら・・と今でも思うのです。

私は、全ての物事を怖がっていてばかりでした。

でも、いつまでもそんな甘えを持っていては先には進めないのだと気付かされてしまったのです。

気付いてしまったからには動かねばなりません。

この命の音に恥じないくらいに、私は生きなければ成らないのだと思いました。

Re;make your sinphony

ここここんばんわ・・!明日模試の後に、ザ・漢検があります・・にゃーーーーー!!(←雄たけび。

後、席替えで席を友達とトレードしてまん前の席になりました・・・変な行動は出来ないぞ。ゴクリ。

相変わらずローグ君と喋っているんですけども、何か昨日やっと野望教えてもらえましたよ!

すっごい上機嫌だったんですけども!かあいい!!野望が知りたい方はレッツ・トークですよ。

ちなみにローグ×2言っているんですけどもマフラーの方のローグです。かあいい!!((※2回目

3月5日が楽しみな今日この頃であります。

では、お粗末。
DATE: 2009/02/04(水)   CATEGORY: 店主の宝物庫
your color
―幼き頃、道が分からずヤケクソになって泣きながら真上を見上げると慰めてくれるような温かな夕焼けが地平線に沈もうとしていたのを、少しだけ覚えています。

私の兄さん、美里は不運体質でした。昔からよいことがあったかと思えばその後それを打ち消すように悪いことが起きるといったものです。

あるとき、兄さんはその体質からなのかはたまた方向音痴だっただけなのか、道に迷ってしまいました。友達と遊んでいた時に知らないうちに別の小道を通ってしまった事が原因だったそうで御座います。

兄さんは家に戻りたくとも、ここがどこかも判らずどうしていいかも分からず、泣いていたそうです。
ですが泣けども泣けども、それに反応してくれる人さえそこにはいなかったのです。

兄さんは途方にくれて涙をいっぱいためた目で空を見上げると、美しいまでの橙色の夕焼けが、地平線に沈んでいきかけていたそうです。

そんな時分だったか、自分を呼ぶような声が聞こえたそうで御座います。

―こちらです、こちらですと、何処からか聞こえる声に兄さんは疑問も抱かずその声の元へと走ったそうです。すると、そこには自分の家があったのだというのですし、兄さんの体質を差し引いてもかなり幸福な事だったと妹の私は思うのです。

でも、この話には続きがありました。兄さんは無事帰ってこれたのですが帰ってきて安堵感ゆえなのかぼろぼろと泣き始め、聞きます所の橙色が死んだ時と同じように一晩かけてても止まらない限りに泣いていたのです。

私も父や母と一緒になって宥めさせようと試みたのを覚えています。ですが、兄さんはそんな事お構いなしに泣いていた事を今更ながらに私は思い出したのです。

そして兄さんの部屋に行ってみると案の定何時もの如く卓上の上に大学の宿題と時分の顎を乗せ、目線は橙色を追っていました。話し掛けて良いものか、と躊躇していると兄さんがこちらへ気付き「何のようだ?」と尋ねました。

私が先ほど思い出したことを言うと兄さんはしかめっ面をしてよくもまあそんな昔の事なんぞ思い出すものだ、といいやっと卓上から顎を離し私と向き合いました。

「光也、橙色の色は何色だ?」
兄さんがそう云うので私は念のためというかなんと言うか橙色を見遣ると何時もの如く綺麗な橙色でした。

「橙色です、というかそれが名前の由来なんでしょう?」

「お前が聞いてきたんだろうに、そうだ。橙色だ、夕暮れの色は何色だ?」
私ははっ、としました。何しろ兄が迷ったというのは橙色が死んで少し後の事だったそうですし何より夕暮れの色は。

「・・・・・・橙色です、」
「まあ、そう言う事だ。ほら見ろ、光也今日は夕暮れが綺麗だ」

兄さんに促され見た先には、ため息が出そうな限りの美しい夕暮れがありました。

Re:brother and sister see view
DATE: 2009/02/02(月)   CATEGORY: 店主の宝物庫
空蝉の事。
どんな言葉だったか、どんな空の色だったか、枯れてしまった後では私は、その事を思い出すことさえ叶わない。

すぐに、生きて、すぐに、死んでしまう。

ちっぽけな人生だったと自分で感じる頃には命のともし火は掻き消えてしまう。

私よりも、長く生きれる命は幸せなのだろうか。

私よりも、短く生きれる命は哀しいのだろうか。

比べてみても、どちらがいいとか悪いとかそんな先の見えないことに意味はないんだろうけど。

私が、正直に言えることは。

この小さな命でも光り輝き誰かに覚えてもらえる一瞬が合ったのだと言う事。

だから、お願いだから。

その土を恐れず、その闇を愛してくださいな。

嗚呼―あなたも聞こえましたか。

私の、一瞬が。

Re:some crying voice
((↑何か、誰か、の鳴き、泣き、声。

せぶんすどらごんのちびきゃらとーくで地味にローグ君と会話してます。

今のところ一日一回の奴はローグ君を押しているんですけど、普通に話していると、サムライさんとヒーラーちゃん可愛くてやばかったです。
二人ともマイナスイオンか何か出てると、少し思ってます。

そいや、タイトル空蝉にしちゃっているんですけど、空蝉ってなんなんでしょうね。

この世に生きている人間。古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。

セミの抜け殻、またはセミそのものを指す夏の季語。
((/うぃきより。))

どっちかっていったら、この場合セミの方をリスペクトします・・!では、短いですかお粗末様。
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