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DATE: 2010/02/28(日)   CATEGORY: 店主の宝物庫
ポップサイダー。
「念仏の夢ですか。」
「正確には念仏みたいな夢だけどな・・」
「でもこのままだとまずいですよね。」
「・・だな」
学生服を着た高校生と背の高い男は頷きあい後ろを見る。

机に突っ伏してピクリとも動かない男、玖場が居た。

「玖場さん大丈夫なんでしょうか。」
「とりあえず、夢の主が見つからない限りはどうしようもないだろう。それに、見つかった場合は見つかった場合で・・」
「何かまずいことでもあるんですか?」
「・・あるな、物凄くある。」
「それって?」
ごしゅりごしゅりと、大根を握って大根おろしで擂る高校生は尋ねる。

「玖場が晒し者にするんだと。」
「晒し者ってことは、よっぽど辛いんですね、あれ。」
「だろうな」
じゅう、脂に熱せられフライパンの中のハンバーグが音をたてた。

「ご飯食べれるんでしょうか。」
「多分・・、いや、無理か・・?」
「あやふやだなあ」
「お前もだろ、タカラジキ。」
「俺きちんと選びましたよ、大根おろしハンバーグ。」
「何で又、大根をハンバーグにかけるんだ・・・」
「うわ!」
「起きたのか、玖場」
声をかけると、ぐずりぐずりと顔を上げている玖場が居た。

「飯時だろう?」
「食えるのか?」
「食わなきゃ、やってられない・・・第一あの夢の主を探す材料が少なすぎる」
カタリ、と更に乗せたハンバーグを玖場の前に置き、次にご飯や味噌汁などを添える。

「というか出来たのか、探すなんて。」
「出来る。」
「匂いとかですか?」
「そうじゃない。」
「じゃあ、何だ?」
革紐がプラリ、と背の高い男の腕で揺れた。

「”夢の跡”」
「・・・何だそれ」
「お前の夢を例に上げる。」
「通り堂さんの夢?」
タカラジキは首を傾げつつも、通り堂を見遣る。

「お前の夢も実に奇妙だった。そして、一見すると何処にも手がかりなどないように見える。」
「まぁ、梟だったし・・・」
「梟、あ、それでか。」
ポン、と手を叩くタカラジキと眉をしかめる通り堂。

「だが俺は夢の跡を辿る事が出来る。」
「・・・どうやって」
「俺が携帯だと思えばいい。あっちの電話は絶対に取らなきゃならない、そいういう条件の携帯だ。携帯は履歴が残るだろ?」
「そういう物ですしね、携帯って。」
「俺はその履歴を辿って行く、そんな感じだ。」

「・・・・・何か、お前の勘って気がするのは気のせいか?」
「気のせいじゃないのか。」
「気のせいですよ」
通り堂一人が首を傾げる中で、玖場とタカラジキはそれを否定した。

一つの命題を出そう。 ”夢”とは、一体何のためにあるのだろう。

Re;At a certain dining table.
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DATE: 2010/02/26(金)   CATEGORY: 店主の宝物庫
フラントは帰らなかった。
今晩和!

ついに学校に行くのも残り2回、卒業予行練習と卒業式オンリーとなりました・・!!

今日は予餞会で、1・2年生と学校の先生方がグリーンの歩みを歌ってくれて・・!

去年まで1・2年生が予餞会とかのために練習して歌ってくれるなんて事無かったので本当に純粋に感動して、泣きそうでした・・!君等良いもの持ってるよ・・・!!もう切なくて、今日卒業式でも良かった。可笑しくなかったもの、あのノリ。

本当に素晴らしい予餞会でした。

あ、で、近況です。3月2日に、デパートの中にある、近場の本屋さんと同じ系列の本屋さんの面接に行ってきます!

まぁ、色々それに至るまであったんですが・・もう引きずりすぎて昨日寝るとき胃が痛かったです・・。

個人的には面接が明日だったら学校も休みなので大丈夫だったんですが、、先方に日曜日はどうでしょう?と聞かれて、卒業式の予行練習なんです(汗)で、じゃあ翌日も無理ですね・・2日はどうでしょう?

よ、用事が・・(内心。)あの3日じゃ・・  

はぁ!?(驚) す、2日でお願いします・・・・(泣)

という経緯。未だにあの、はぁ!?にやられてます、脳内エコーです。初っ端から印象悪い・・゜゜(´□`。)°゜

す、はすみませんと言いかけたす、です。

電話応対の上手くなるスキルが欲しいです。(目標。)

というか、スタッフ募集と時間以外お金とか書いてなかったんだけど・・

友達曰く最低でも680円だし・・、どうなんだろう。。

何かもう衝撃過ぎて昨日のpkmnの^p^が゜Д。です・・・・

店長さん怖い!!の刷り込みはもうバッチリです・・2日は面接頑張ってきますね。

お粗末。
DATE: 2010/02/24(水)   CATEGORY: ゴッドイーター
ファイターアクションズ。
ゴッドイーター 攻略・感想 ねたばれが遠慮無しに続きます!

(LV5ミッション;ビルグリム~) それでも良いよ!って方は下からどうぞ。

DATE: 2010/02/24(水)   CATEGORY: ゴッドイーター
炭酸水物語。
「最近やつれてね・・?」
そう言ったのは、家主の通り堂だった。いつも通りに左手には革紐を付けて朝食を並べる。そして、声をかけた主は生ける屍のような雰囲気をかもし出していた。

「・・又だ。」
「朝食のごはんはお前の案だろう、玖場。」
自分の記憶を確かめ、此処何日かで急激にやつれている、玖場に言う。

「違う。夢だ。人の頭の中で、何度も、何度も、念仏みたいなのが唸ってる。」
「・・何日目なんだよ、それ。」
「今日で5日目。」
「うわー・・・やつれんな、そりゃ。」
試しに想像してみると、確かに今の玖場のような状態になりそうである。

この玖場という奴は”夢食い獏”である。しかも、玖場は少々違うらしく、自分の頭の中に他人の夢が流れ込むらしい。そして、その他人の夢がどうにか成らない限り、玖場の頭の中でその夢は勝手に広がる。オマケに、玖場の頭に拒否権は無いのだ。

「何処のどいつだ・・!見つけ出して、その首根っこ、」
玖場の眼が鷲か鷹のような猛禽類のように爛々と輝き、握っていたフォークが、がきん、とソーセージを貫通し皿に当った。

「―晒し者にしてやる!!」

通り堂は僅かに厄介ごとが始まる前触れと予期し、朝食の席に着いた。


「八宮、顔色悪いけど大丈夫?」
労わりの声が隣りから聞こえ、思わずびくりと驚きながらも声の主を見る。

「えっ、あ、うん大丈夫!平気・・です・・」
「声小さくなってるよー?」
不思議、不思議、不思議すぎる。此処最近こんな調子ばっかりだった。季節も、自分も、何もかも浮かされてる。

ごくり、と飲んだ炭酸水も冷たくて喉を潤しているはずなのに、隣りを見て、うかされる。

『今日の晩ご飯 no.3』と銘打ってある料理本を見て『うーん』と唸る『タカラジキ君・・。』

「それにしても、」
ごくりと、手前で苺牛乳を飲む彼女の声がBGMのように、聞こえる。

「なんでこんなに暑いのかしら?今、秋の最後の方よね?」
教室の窓から見える空は、夏のように雄雄しく白い雲をなびかせ、さながら今は夏であった。木々さえも未だ青緑色で若々しい。茶色になる準備は何処へ行った。

「・・なんでかなあ」
彼女はこの夏のような秋に少しだけ、不安感を覚え苺牛乳をごくりと飲んだ。

Re:It is sweet, and how is the good carbonated water over the throat!
DATE: 2010/02/22(月)   CATEGORY: 店主の宝物庫
スイサイドメモリー。
―お願いですからその記憶をどこか遠くへ飛ばしてください。

思い出したくは無い、思い出。それが、彼にはあった。彼は幼い頃から何も変わった所など無く生きてきた。しばらくすると、彼には妹が出来た。これもまた、世間一般的に何も変わった所など無かった。

変わったところがあるとすれば、それは彼が大学生になったころの事だった。

彼は、自分の”顔”を盗まれた。それが可能か、可能でない事か、と聞かれれば彼は真っ先に可能じゃないと答えるだろう。自分の顔でさえなければ。

彼には盗った相手が直ぐにわかった。そして、どうして盗られたのかも。自分が悪い。彼はそう言う結論に達した。だから、盗られたのだ。だが、そういう結論に達しても困った事があった。

彼は毎日家族と顔をあわせる。さて、どうしようかと悩んだ。そんな所へ友人が訪ねてきた。慌てて、近くにあった、古めかしい面を被っておいた。

『・・、突拍子も無い事を始めたなあ』
友人は只感想を漏らす。

『柳童、少し、いやかなり驚く事を言うかもしれないんだが、聞いてくれないか?』
彼は、僅かな視力の面積から見える友人を見た。

『その面で充分驚いてるんだが、まだあるのか。』
『ある。・・”顔”を盗られた様なんだ。』
そう言った彼の発言に友人は少し眉を上げたくらいだった。

『誰に・・いや、それを聞くのは止めておこう。お前の問題だ。顔なんて、日常生活に支障が出まくるものを盗られるとは、お前も詰めが甘い。』
『・・お前”も”?』
面の先から見える友人は頭を少し掻いてから話し出す。

『此処最近何故俺が大学に行かなかったか、分かるか?』
『臥せってたんじゃないのか?』
大学にはそう言う風に通知していた。

『ああ、臥せってた。雨が降らないせいでな。』
日頃の態度からすれば友人はかなり大真面目に言った。そして、窓を見るとポタポタと雨が降っていた。

『俺もつい先日だ、見事に”調節機能”を盗られた。』
『調節、機能?』
『ああ、体は熱ければ発汗するし、寒ければ自然と温度を調節するだろう?』
『ああ。』
『俺は、雨が降らないとそれが上手く働かない。というか、雨が降っていないと俺は干からびて死ぬ。』
『なっ!?俺よりひどいじゃないか!』
『そんな事も無い。雨さえ降ればいつも通りだから。』
『心当たりはあるのか?』
『腐るほどに、』
そう言ってにんまりと自嘲するように柳童は笑った。

『とりあえずお前の解決策だな・・今日が雨でよかったよ。』
『いいんだか、悪いんだか、分からない状況だけど、だろう?』
『まぁ、そう皮肉るな。というか、それでいいんじゃないのか?』
『”それ”?』
『面だ、面。俺はお祭り男だ!とでもまくし立てておけば、まぁ、よっぽど変なお面でも被らない限り警察には行かないで済むだろうし。』
『家族には?』
『・・話し合って分かってもらえるなら是非そうしてみろ。最悪病院に新種の病気だとか言われて、入院させられそうだ。』
『・・マンションを借りようかな。』
『無難といっちゃ、無難だ。』
『それに面倒をかけずに済む。』
『一番答えるのはお前だろうに。』
『そうでもない、そうなって当たり前のことを僕はした。』
ぽたり、窓に雨がぶち当たる。割れないだろうか。

『篠亀』
友人はそこで始めて彼の名前を呼んだ。

『どうして、彼らは”盗った”んだろうな?』
『・・、それは、』
―憎かったから、と心の中では既に柳童の問いに答えている。だが、それを認めたくも無い。”顔”を盗られて困っている今でも、だ。

『俺は思う。”彼ら”に”黒いもの”が走って彼らの背を気前よく押していった、そいつらが悪いのかと。』
『・・黒いもの?』
『とおりもの、だ。』
『とおり、もの。』
それは”憎悪”だろうか。それとも―

『”盗られた”俺たちは、”化物”のようだ。』
彼が、篠亀が漏らした言葉に柳童はにんまりと何時ものように笑い、頷いた。

―”悲哀”だろうか。

Re;A beginning of the people of the middle.
DATE: 2010/02/20(土)   CATEGORY: ゴッドイーター
近距離から始まる会議。
自分が誰なのか、って聞きたくなるときとかたまに無い?

ああ、自分はこういう人間なんだ、って認識した、っていうか、そう、自我を得たっていう感覚。これがあっても無くても別にかまわないんだけどさ、僕は”自我”が分からなくってフラフラしてる。寧ろ、今が借り物のような気分といったら分かりやすいだろうか。

だから、見つけたいんだけど、限り、ってあるよね。

例えば、見つけるためにはいろいろな所を探さなきゃ成らない。なら、色んな場所へ行くために、何をもっていけば良いのか。第一にお金、これは何処でも共通して言える。そして、パスポート。でなきゃ不法滞在者でその土地の警察に捕まるし。

後は、まあまちまちだけど言葉も重要だよね。これは必須かと聞かれれば微妙だと答えれる。何しろ、覚えるのも、どういう意味なのかも、勉強という二文字に尽きるからだ。

さて、本題。何故、こんな事を話しているのか、何故だろう。

「あのさ、お前北海道に行って来たんだよな、ゴールデンウィーク。」
「いってきたから、お土産を買ってきたんだけど?」
「じゃあ、聞くけど何で城の模型?」
ファーストフード店の一角、机の上には食べ物と城の模型の箱が置いてあった。

「つか、北海道の城?」
「いや?」
「・・じゃこれ何処の土産品だよ」
「静岡。」
「静岡ア!?何で下ってんだよ!」
「上手いお茶が飲みたくなった。」
「何処の隠居爺だよ・・、つか、マジで城かー・・」
模型の入った箱をじいっと見る学生に、パーカーを学生服の下に着こんだ学生は何でお前が落ち込むんだという。

「いや、俺は個人的に食いものの方が・・」
「それ、お前のじゃないよ」
「はっ!?じゃ、誰の。」
「巳都、あいつ城好きだから。」
「・・・・、何で俺に見せたわけ。」
「見せたんじゃなくって、出してただけだろ。お前の早とちり、よっ、早とちり王」
「こいつもう嫌だああああああ!!」
けらけらとパーカーの学生は笑っていると、同じ学生服を着こんだ学生が来た。

「荒れてるなあ、大虎。何かしたの、近」
「僕はしてない、大虎がお前の城の模型自分のお土産だって早とちりしただけ。」
「やり方に問題があるんだよ、お前はさ!」

ほら、と大虎と呼ばれた学生は、新しく来た学生に模型の箱を渡した。
「お土産有難う、近。」
「どう致しまして。」
「ていうか、何で急に北海道だったの?外国に行くとか言ってなかった?」
「日本語の通じない場所が不安になったから」
「何かうそ臭いな」
「そうか、大虎は土産が要らないんだな。」
「すいません、ごめんなさい、くれます?」
「・・しこまれてるんじゃないの、大虎」
「うっさい、巳都、お前はその食えない城の模型せこせこ作ってろ!」
「食えるばかりが世の中じゃないよ。」

近と呼ばれるパーカーの学生は大虎に静岡の茶葉のケーキの土産を渡した。
「おお、美味そう!有難う近!」
「どーも。」
「というかさ、さっきから気になってたんだけど、そのトランク何。」
彼らはボックス席についていて、大虎と巳都の反対側に一人近が座っている、そして彼の隣りには茶色のシンプルなトランクがあったのだ。

「そうそう、俺も気になってた。お前それで旅行してたのか?」
「いや?」
「じゃあ何のためのものだよそれ。」
大虎が身を乗り出しつつもトランクを指差して近を見た。

「強いて言うなら、」
「強いて言うなら?」
巳都がジュースを飲みながら反復する。

「強奪品」
「ぶほっ!」
「痛ッ!」
近の言葉に、巳都はジュースを噴出し、身を乗り出していた大虎は驚いて支えを無くし顎を打った。

「二人とも、マヌケ面だね。」
巳都は胸を叩いて呼吸のリズムを戻し、大虎は顎を擦りながら、

「「誰のせいだ!!」
「僕でしょ。あ、後、彼方さん」
「突っ込むべきか、突っ込むべきなのか、その何か曰くありげな名前に突っ込むべきなのか?」
「止めといた方が良い気がするよ大虎。又、間抜け面になりそうだ。」
「じゃあ、又思い出したら聞く事にする」
「言わないかもしれないけどね。」
「・・なんで近の友達やってるか不思議だなあ」
「巳都、俺もそう思う。」
「うん、僕に失礼だよね。」

この不安感を少しでもぬぐいたいのかもしれない、そういう結論にしておいてくれ。今の所はさ。

Re:Pink tea of students.
DATE: 2010/02/17(水)   CATEGORY: ゴッドイーター
逃亡劇。
巻いたか。
レンガ造りの道の角からきょろきょろと辺りを見渡す、女が一人。ゆらゆら。

「最近の学生は運動能力落ちてるとか話されてるのに、何なのあの子。例に漏れてるじゃない。」
だれに文句を言っているのかと聞きたくなるくらいに憤りを見せる彼女。

ガコッと、抱え込んだトランクを手放さないように、そして、いつでもダッシュが出来るようにと、じりじりとタイミングをうかがう。きっと今!と思い、駆け出す、そう、現実逃避をするために。

「お姉さん、詰めが甘いですよ。」
ポン、と左肩に重みを感じて、さび付いた人形の様にギコギコと首だけで後ろを振り向く。

「・・うあっ」
「わあお、素敵な表情有難うございます。で、連れて行ってくれますよね?お金もあるし、パスポートあるし、明日からゴールデンウィーク、素敵に拍車がかかって狂気的ですよね。」
にこにこと、学生服の下にパーカーを着こんだ、近君は笑う。否、笑顔で強迫する。

「君、将来は土倉か、何かになったらいいよ。」
「土倉?って?」
「お金貸し屋さん」
あれ、さんってつけたら意外と黒くならない。MR.って偉大?とか彼女は思っていた。

この学生、学生なのは見た目だけだ。中身が酷く上な気が彼女はしていた。そして、彼女はあの場から逃げる為に、トランクを預からせた事を酷く悔やんだ。これが無ければ彼女は現実から逃げる事は叶わないからだ。

「それにしても、不思議なんですけど、何で俺がこのトランクを空けたら只のトランクなんですか?」
「・・現在の持ち手の使用許可が要るの」
「盗人厳禁なんですか、つまんないですね。」
さらっと恐ろしい事言ったよ、この子。

「で、何処へ行く予定なんですか。」
「・・北海道にラーメン食べに」
「外国じゃないんですか。」
「外国なんて、あんまり好んでいかないもの。言葉が通じる所に私は居たいの。」
「でも、逃避もしたいんでしょう?」
「・・、揚げ足を取らないで。」
いまいましくいうと、近君は何処吹く風で、何処の扉が北海道行きなんですか、と尋ねてきた。

「・・北海道、行くの?」
「せっかくバイト頑張ってお金貯めたんで、北海道に奉献するんです。」
「あれ、文脈可笑しくない?」
「いやいや、誰かが誰かの手支えるからこそ人間成り立つんです。かくいう、有名な先生も言ってるじゃないですか。人という漢字は、支え合ってるんだって。」
「・・・君北海道と支えあってるの?」
「彼方さんのほうこそ、文脈可笑しいですよ。後、揚げ足取らないで下さい。」
あれ、デジャヴ。

『彼方は、さ、逃げれる所の限界を探してるんだろう?』
『・・限界、って言葉嫌いです。』
『じゃあ、この世はお前に嫌われてる。限界ありきの世の中だから。ステータスがLV99で止まるなんてザラだし。』
『ゲームの話は分かりません。』
『ゲームでも、現実でも、だよ。転落人生って知ってるだろ?あれはさ、ステータスが急に上がりすぎて、俺神様レベルまで来たんじゃね?とか思ってて格下とか思ってる奴と対戦するだろ?すると、だ。怠けてた事と、付け上がった事がダブルパンチで耐え切れなくなって、落ちちまうんだ。ほら、限界。』
『・・それと、私って何か関係あります?』
『大アリ!お前、その転落人生候補!そして、かくいう俺も、』

『候補生、しかも期待のエースときたから笑っちゃうよなー。』
逃げる場所なんてさ、案外、何処にも無いんだよ彼方。

「ところで今北海道気温何度くらいなんですかね。」
「・・、それだけなの?」
「いえコートはありますけど、寒さって基本耐えれるとか耐えれないとか、そういう問題じゃないでしょう。」
「春だし、未だマシなんじゃないかしら。」

そう、春。うららかで、のほほんとしていて、どうしようもなく、短くて、大切さを忘れそうになって、『まぁ、あれだ。候補生でも落第生にもなることってあるし。』、どうして全部に平等にこの季節は巡ってくれないんだろう。

そうしたら、きっと、忘れる事だって容易かったのに。

「せめて白い恋人発売される前までに行きたかったなー・・」
「・・、売ってないんだっけ?」
「情報古ッ!?」

ギイ、きっと眼前に見える景色は、真っ白だ。

Re;
DATE: 2010/02/15(月)   CATEGORY: 店主の宝物庫
ソクソク。
今晩和!絶賛ゴッドイータープレイ中の桂月です!

もう序盤からネタバレ開始です!

一応後半からです!あと、先月?のなのかな・・イマイチ順番がわからないけど、とりあえず今日本屋を覗いたらゴッドイーター表紙の電撃プレイステーションがあったので、^p^!?となりました。

では↓
DATE: 2010/02/14(日)   CATEGORY: ゴッドイーター
コツコツ。
青緑色の巨木の前には何故か鳥籠が在った。その鳥籠の中には、一羽のフクロウが居た。鳥籠は巨木の根に侵食されて、鍵穴が見当たらなかった。

時折、鳥籠が壊れてなるものか、とギシギシと言った音をたてる以外何も音はしなかった。

そんな夢の中で、通り堂はフクロウであった。というより、視点はフクロウからのものだった。いつも変わらぬ青緑の巨木の根、そして、縦に金色の鳥籠の線がそれを僅かに邪魔をしていた。フクロウの視点以外に考えられなかった。

フクロウの嘴から言葉を漏らす事も、頭で何かを考えると言う事も出来なかった。出来たのは、この森が何れは壊れるだろう、ということを忍ぶだけだった。

そして、目が覚める。

「元気ないですねえ、通り堂さん。」
職場の従業員がそんな風に声をかけてきた。

「そうか?」
「んー、空元気って感じがします。あんまり無茶しちゃ駄目ですよ。」
「分かった。」
実際そんな事も言ってられなかった。つい先日店主が倒れたのだ。安静にしなくてはいけないと医者から言われ、店主は一番馴染み深かった自分にこの店を任せた。この店はその店主とその奥さんが守ってきた店だ。そんな店を自分のせいで何かあったではすまない。そうこれは、”多重な責任感”だ。

楽になれるのは、昼休みだけだった。近場の公園でまかないを持っていて、食べる。穏やかな、40分。すると、視線を感じた。視線を辿ると、一人の男が賄いのサンドイッチを見ていた。浮浪者?

「・・、2個くらいなら食べてもいいぜ。」
そう言ってパックの上ブタにサンドイッチを乗せてやると、男は頭をゆるりと下げて受け取る。のそり、と言う具合に男はゆったりと食べる。時間など関係ないように。俺も一つ食べたが、それ以上進まなかった。

「なあ、あんたこれ要るか?」
「・・食べないのか。」
「入らないんだ。良ければ、貰ってやってくれ。」
そう言うと、男はじいっと見た。

「お前か、」
「は?」
「お前が、あのふくろうか。」
失礼な事を言っているんじゃないか、この目の前の奴。

「あのな、アンタ、要らないんだったらもうちょいマシな、」
「訳が判らないんだろう、その夢。」
「・・ゆ、め?」
「夢。お前が最近見ている、そのフクロウの夢。」
何で自分の夢を知っているのか、と尋ねたかったがそれ以上に頭がついていけなかった。

「ご馳走さまでした。」
そう言って、パンと両手を叩く男はベンチから立ち上がり去ろうとする。

「ちょっと待て!」
「・・何。」
「あんた、何で俺の夢を知ってるんだ。俺は誰にもこの事を話した覚えはない。」
「知っているも、何も、お前の夢を俺は見てる。」
「なっ?!」
「俺は、他人の夢を除き見たいなんて思った事は無い。ただ、夢が勝手に頭の中で流れる、それだけだ。」
”共通意識”、とでも言うのだろうか。なら、赤の他人と、そんな意識が出来ているこの男は、

「あんた、一体何者だ」
「夢を喰う獏。」
「・・夢、って悪夢じゃないのか。」
「夢、が悪夢なんて誰に分かる。幸せなら、悪夢じゃないのか。怖いなら悪夢なのか?」
「うっ・・」
「その夢を見たくないなら、サンドイッチを貰った礼に食ってもいい。けど、」
「けど?」
「お前はその夢が何をお前に伝えたいのか、分かったのか。」
巨木に包まれ、ただひっそりと、鳥籠に収められ、じわじわと、巨木の根が何時か、鳥籠を遠慮なく絞める、そんな時を、内側から見なければいけない、理由。助けて欲しいのに、叫ばない理由。

「強がってるんだ、お前は。」
とすり、と刀で一刀両断されたようにその言葉はやけに浸透した。

「相手に完璧に思いが伝わる事なんて、ありえない。それが、人間の”完璧”じゃないところだ。自分の頭の思念に脅かされている、今がいい例だろうに。」
「でも、俺が頑張らないと、あの店は・・!」
「お前は万能なのか。何でも出来るのか。」
「・・!・・できない。」
「なら、今日からやってみるといい。そうすれば、その夢はもう二度と見ない。」

「アンタ、名前は。」
「・・・王の隣りに久しいの”玖”に場所の”場”で玖場」
「有難う、玖場。」

頭を玖場に下げ、サンドイッチを渡し、店に走る。

一歩を踏んでみよう、と。

Re;I go to trouble and I am prominent and break tears.
DATE: 2010/02/14(日)   CATEGORY: 未分類
墨鯉。
ひよ、ひよ、ひよ、と鳴き声が木魂する。

目端に鮮やかな黄色の毛色をして、二本足で立つ小さなひよこが居た。姿かたちはとても愛らしい。

しかし、この場合数が問題であった。

うようよと居る。夏の海のくらげのように。愛らしい鳴き声はいつの間にか、びよびよと、恐ろしい鳴き声に変化しつつある。

「なに、これ・・」
手をついている部分さえもが黄色い絨毯の様で、もぞもぞと波を打つように動く。

怖い。けど、逃げ方が分からない。そもそも此処は、

「何処なの。」
そう言って、自分の姿を見ると寝巻き姿だった。

「・・夢、夢よね、お願いだから、夢で、おきて、起きて私・・!」
必死に頭を抱えて呪文のように言ったけど、意味は無かった。

どうやったら起きれるのか、今までそんなこと考えた事も無かったのに。

ひよ、と目の前で小さなひよこが鳴いた。何かに摘まれ持ち上げられて。

「え?」
「起きたい?」
いつの間にか、人が居た。ひよこを器用に一匹掴み上げ掌に乗せている。

「誰、ですか・・・?」
泣きそうな声で言った声は自分で分かるほど掠れていた。

「バク。」
単語がぽんと出た。

「バク、って動物の・・?」
「いいや、”夢を喰らう獏”さ。ここは、君の夢。そして、このひよこ達はね、君の積もりに積もった、”嫉妬”さ。」
「私の、嫉妬・・?」
「小さな、嫉妬をたくさんたくさん抱え込んで詰め込んだ結果がこれだよ。」

ひよ、ひよ、びよ、びよ。私は唖然として、それらを見た。

「彼らを喰うのは容易いけど、僕は君以上に、このひよこたちの声を聞いてる。」
「え?」
「頼むから、僕を眠らせてくれ、安らかに、何の邪魔もしないで。この約束を守れるなら、君のその、夢喰って上げよう。」
懇願するように目の前の人は言う。私は混乱した。どうして、私が悪いように言うのだろう。

「まるで自分が何をしたんだという顔をしているね。」
「・・だって、私は何も、」
「違う」
「!」
「君達は何時だってそうだ。自分は何も悪くない、とこぞって言う。けどね、僕にとっては、それだけで充分害があるんだ。考えてみくれよ、ひよこが毎日毎日枕の側でひよひよひよひよ、鳴いているんだ。ゆっくり寝られやしない。だから、今日は老体に鞭打って色んな所を探してた。」
「何で・・」

「寝たいから。それで、公園で君を見つけた。で、守れる?」
「どうすれば、見ないように出来るんですか・・」
「”嫉妬”の感情を認めればいい。」
「無くす、とかじゃないんですか。」
「出来るのか?」
「うっ!」
出来ないから、認める。認めたくないから、無くす。そんな感情のリサイクル。

「努力はしてみるのは良いけど、無理なら、認めることをすればいい。分かった?」
「・・、はい。」
ひよ、と自分の頭の上で鳴き声が聞こえる。認めれなかった、自分の、気持ち。

「・・ごめんね。」
ぽつりと言った言葉自体私が私に向けた最後の謝罪だろう。


「通り堂さん」
「なんだ?」
「珍しく、玖場さんが居ないんですね。」
「何か朝早くから出かけていった。」
「へー・・・、今日の晩飯って何ですか。」
「鶏の料理が良いとか、言ってたからな・・、煮物にしようかと思う。」
「煮物かあ・・、じゃあみかん食べよ。」
「どういうつながりだよ。」
「腹ごなしには丁度いい、って感じですかね。それにしても、鶏かあ・・きっと夢が鶏だったんでしょうね。」
「・・たまったもんじゃないな。」

Re;The autumn sky is such a hue.
DATE: 2010/02/12(金)   CATEGORY: ゴッドイーター
夢の開帳始めました。
―頭の中の強迫思念を少しばかり晒して見ましょうか。

何故か自分の前にはありえないほどの真っ白な毛をして、それにしてはありえることのない、真っ赤な目をしていてガウ、と鳴く犬。

自分には全く見覚えの無い犬のはずなのに、よし、よしと真っ白な毛の頭を撫でると白い毛はフワフワとしていた。はて、と首を傾げる。

「・・いぬ?」
白い毛は未だありえるが、この真っ赤な目はどうなんだろう。兎ではありえそうだけども。あり?ありなの?

「ありえないだろうよ。」
不意に後ろから声がして振り向いた。胡座をかいた男の人が一人、馬鹿を見るような目でこちらをみていた。

「ありえないんですかね、やっぱ。」
「ありえない、ありえない。」
動くのも面倒だと言うのに、という具合に片手を力無さげに左右にぷらぷらと振る。

「そうですか・・、で、通り堂さん一体此処何処ですかね。」
通り堂と呼ばれた男は、片手につけた革紐をぷらりと浮かべさせた。

「起きる気は無いのか、お前は。」
「ああ、やっぱ夢なんですかこれ。通り堂さん、俺の夢に土足で入ってるんですね。うわ、最悪。」
「お前が最悪だよ。」
「あの、この犬どっかで見たことあるような気がするんですけど、通り堂さん見たことあります?」
そう尋ねると男は、はあ、とため息を一つ漏らして頭を抱えた。

「クバが云うには、それはお前のしこりなんだとよ。」
「しこり?」
「腫れ物でも良いぜ、この際。」
「通り堂さん、国語力低いですよ。」
「ほっとけ!クバが五月蝿いんだよ。自分の頭の中で勝手に夢を広げんな、って。」
「誠に遺憾としか申しあげられません。」
「ニュースかよ。」
「応用ですよ。」
そんなことを言っていると、犬がぽてりと通り堂の側で眠り始めた。

「俺が起きたらクバさんはコイツを食べたってことになるんですよね。」
「まぁ、クバだからなあ・・」
通り堂が呟く中で思い出したのは、真っ白な着物に赤い帯を締めて歩く、あの、

ぐいりと首根っこを引っつかまれた。
「帰んぞ。俺も眠いんだよ。」
「フクロウじゃないですか。通り堂さん。」
「あ、何言ってんだ。お前。とりあえず帰る、これは決定だ。拒否は認めません。」
ずる、ずる、引きずられていく自分をじいっと犬は見る。『又、おいていくのか。』と、言わんばかりに。

「・・、今度は首を食べにおいで。」
「物騒だな、おい。」
引きずりつつも、男は彼にそう言った。犬の吠え声も聞こえない。

「帰って来たか」
「この場合、目ェ覚めたか、じゃないのか?」
視界一杯に既にここに来てから、見慣れた顔ぶれがあった。

「通り堂さん、玖場さん、お騒がせしました。」
とりあえず、それだけを言って体を起こすと、側に在った写真たてを二人に渡した。

「・・犬だ。」
玖場さんがそう言ったのを聞いて、通り堂さんが写真縦を覗き込んだ。

「いや、人間だろ。」
「犬だ。」
「「・・・」」
「あー、多分玖場さんは俺の夢の中に居た犬の事言ってるんだと思います。」
「ああ!・・ああ゛!?この人誰だよ。」
「姉です、姉さんは成人式の日に俺がサッカーボールで遊んでいたのを助けてなくなったんです。」
その言葉に、玖場さんは無言になり、通り堂さんは面くらってしばらくしてどこかに消えた。

「・・行ってないんだろう、墓参り。」
玖場さんが無表情に聞いてきた。

「はい。玖波さんには姉さんの気持ち分かりますか。」
縋るような思いで聞いてみたが、彼は首を横に振った。そうですか、と返す。ぼと、と言う音が頭上からしたと思うと通り堂さんが緑色の林檎を二つ頭の上に落としたらしかった。

「それ、持って姉ちゃんトコ、行って来い。で、報告して来い。」
「・・何、を」
「全部だ、全部。姉ちゃん居なくなってから起きた事全部話して来い。話し終わらなかったら翌日も行け。良いな?」
有無を言わせず言う通り堂さんに、ぽかんとする。

「姉ちゃんは心配だから、わざわざ夢の中に犬で来るんだ。分かったらさっさと寝ろ!分かったか!?」
「・・、五月蝿い。」
玖場さんがぽつりと呟く中、俺は林檎を二つ見た。

「ソーダ、買って行こう。」
縁側に座ってごくごくと飲んでいた。その様子を見ていると、もう一本ソーダを持ってきてはくれる。そんな、姉だったのだ。

玖場さんは目をこすりながら、寝る、といい、ふらふらと戻っていく。

夢を喰う、”獏”の話、開帳いたしまして御座います。
DATE: 2010/02/11(木)   CATEGORY: ゴッドイーター
現在進行形の二人。
「・・、何で居るの。」
彼女は思いっきりにしかめっ面を作り、目の前でのんべんだらりと自分の鞄に座っている学生君をみた。

「あ、やっと来ましたね。」
にこにこと人当たり、もしくは客から愛想がいいと言われそうな顔を学生君は作って言った。

「・・、君逃げ遅れたの?」
「いいえ、お姉さんが心配だったので最後にしたんです。」
彼女はシンプルなトランクを片手に頭を抱えた。最悪だ。この後、彼が言いそうな事が彼女には分かる。なぜなら、彼女も彼と一緒だったからだ。

「お姉さん、具合悪いんですか?」
「・・違う、私は平気だから、其処の扉を潜ってあっちに戻ってアルバイトのお給料でも貰って、今までどおり生活をしていてくれないかな。」
彼女は淡々と言った。彼に反撃の暇を与えたくなかったのだ。彼はと言えば、相変わらずの愛想笑顔をたたえていた。まずいまずいまずい。

「嫌です」
にぱり。

「拒否します。」
すっぱり。

「えー・・、お姉さんズルイですよ。」
「ズルくなんかないわ。」
そう言い返すと、学生君は少し驚いたと言う具合に顔を変化させた。

「あれ、”何”がズルいか分かってるんですね。」
カマをかけられた・・・!と彼女は内心自分で自分を殴っていた。

「・・、このトランクで何処へでもいけることでしょう。」
「ビンゴです!外国とかにもいけるんですか?」
「教えない。」
「ああ、ズルい!」
そう言いながら学生君は座っていた学生鞄を叩いて埃を落とし何故か彼女の後にくっついてきた。

「・・何。」
「どこかに行く予定だったんですよね、何処へ行くんですか?」
何故知ってるんだろう、この子と、又苦悶に満ちた顔で唸る。

「動物しか居ないようなところ。」
「アフリカかとかですか?」
「・・関係ないでしょう。」
「関係ありますよ?」
「一応言うけれど、君は連れて行けないわ。」
「何でですか?」

はあ、と彼女はため息をつきながら腕時計を見る。若干時間は押しているものの大丈夫だろう。

「一つ、私はこの”トランク”を使って何処でも好き勝手移動している訳じゃないわ。」
「そうなんですか。」
「二つ、この”トランク”を使うにもそれなりの下準備が必要なのよ。外国に行くのであれば、パスポート、それに密入国したなんて母国で馬鹿なニュースが流れない為に、ちゃんと飛行機のチケットは取って置かなきゃいけないわ。」
「へえ」
「三つ、私は君にこれで何処でも好き勝手行かせてあげるような優しい人間ではないの。お分かり?」
「二つ目までなら、かろうじて。」
「馬鹿にしているのかしら?」
「いいえ、寧ろお姉さんがどうやってそれを手に入れたのか、という新たな疑問がわいて出てきました。」

蹴られた所をガードしたかと思えば、新たな所を蹴られる。カマイタチごっこみたいだ。

「それこそ君には関係ないじゃない。」
「良いじゃないですか、減るものじゃなし。」
「・・、貰ったの。」
「猫型ロボットからですか。」
「君、本当に私の事馬鹿にしているでしょう。」
「いえ、ありがちな展開かと思って。」
「君みたいに、私もここが気に入ったから、もらう為に頑張った、それだけよ。」
淡、と発したその言葉に学生君はにこりと笑った。

「近と言います、どうぞ宜しくお願いします」
「・・、何。」
「自己紹介って必要だと思って、この流れ的に。あ、お姉さんなんて名前なんですか。」
「・・カナタ。」
「彼方さん、俺に将来このトランク下さい。」
後ろでにこっと笑った学生君もとい、チカ君に彼女は負けじと笑みを浮かべ。

「絶対、嫌。」
拒否した。

Re:It is a request! (I am absolutely unpleasant if unpleasant.)
DATE: 2010/02/09(火)   CATEGORY: ゴッドイーター
一昨日の近君。
―旅に必要な物、パスポート、旅費、地図、現地の言葉、それに笑顔でしょ!

のらりくらり、と逃げ去る、かの少年はそういう人であったことを教えよう。

アイポッドに繋いだイヤホンから流行の曲がガンガンと流れ出す。遠慮の無い曲ばかりだ。と彼は思う。

今日がアルバイトの給料日であった、ということを思い出したため家に帰る前に銀行による事にした。銀行に入ると、給料日ということもあいまって人もなかなかに居た。そして、彼は入ってあるお金を確認、幾等かを引き出すと茶封筒に入れた。

長椅子に座り、隣りを見るとトランクを足元に置いた女性が時計を見ていた。窓口に番号を呼ばれるまでの退屈しのぎなんだろうか、と彼は思う。というか、番号ってどうな、

「お前ら全員動くなッ!」
思考中断。アレは何ですか?あ、一昨日見たテレビ番組であんなのあったな、確か、そう銀行強盗!

「・・きゃああああ!!」
誰が一番最初に悲鳴をあげたなんか知らない。違うと言えば隣りのお姉さんは銀行強盗を目に入れると、面倒な人、という視線を投げやり、時計を又見ていた。

銀行強盗はドラマのような展開、流れでお金を要求しだした。こういうものなのか、現実も。隣りのお姉さんはふわああ、と欠伸をしている。呑気だ。ていうか、あれだ、危機感が全く無い。

お姉さんの隣りのおじさんは頭を抱えてる。多分、どうしてこんなことになったんだろう・・!とか思ってるんだろうと思う。あれ、何か自分も呑気じゃないか?と彼は今更思う。

そう思っていると、外から見慣れた赤色のテールランプと聞きなれた音がする。すると、男は怒り狂った。

「おい、そこの女来い!」
隣りのお姉さんはどうやら犯人の人質役に選択されてしまったらしい。だが、相変わらずお姉さんは犯人に向ける面倒くさい人という視線を変えなかった。すっとお姉さんは立ったかと思うと、足元のトランクでこけた。

大丈夫ですか、と声をかけようと彼は思っているとお姉さんはそれなりの早口、というか急いでいるんだろう―でこのトランクを開けて逃げろ、と言った。はてさて、トランクはいつから逃亡にも使えるようになったんだろう。

とりあえず頷くと、お姉さんは首根っこをネコのように掴まれ犯人と外に出た。

言われたとおりトランクを開けると、何故か風邪がびゅうっと前髪を持ち上げた。これは、もしかすると人類の進歩なんだろうか、と彼は思いながら、すっと立つ。

「あの、皆さんここから逃げてください。」
そういうと、頭を抱えていたおじさんが顔をこちらに向け怒鳴った。

「何を馬鹿なことを言ってるんだ、君は!トランクで逃げれる訳が無いじゃないか!」
「そうよっ!?何を言っているの!」
「でも、このトランクどっかに繋がってるんです。多分、此処にいるより安全ですよ。」
外を見るとまだ続いている。長いんだなあ。

「もし、皆さんがここで犯人と警察の長い持久戦を見物していたんだったら止めません。僕だけ逃げます、あ、後このトランクの持ち主のお姉さんも。」
そう言うと、さっき彼に怒鳴ったおじさんや主婦の人は黙った。すると、銀行員の人が出てきた。

「それは本当に大丈夫なのかい?」
「深い使い方は僕も知りません。でも、逃げろっていうんだから逃げれるんでしょう。あ、あと真っ直ぐ進んでとも言ってました。」
「・・分かった、じゃあ、私が先頭を務めよう。どうかな?」
「良いんじゃないですか?早くしないと、あれも終るし、急ぎましょう。」

そういうと、銀行員の人は片足を突っ込む飲み込まれたみたいに、すうっと入る。

「どうやら、階段になっているようだ・・。明かりもあるみたいだよ。」
「逃げたい方はどうぞ、こちらの方に続いてください。あ、真っ直ぐですよ。」
「分かってるよ。」

そんな会話を終えると、その場に居た人間が並びだした。あのおじさんたちも。彼も最後に入って、トランクは開けたままにしておいた、お姉さんがいるし、と思ったから。

驚いた事に、トランクの中はレンガ道だった。あちこちに番号のついたドアがある。なんだこれ。

真っ直ぐ進んで扉の中に消える、扉をちらりと見ると何処かのスタジオらしかった。ふむ、と彼は考えて、銀行員のお姉さんに先に出てもらった。

彼は、自分の鞄を置いて座り、ただあの蜻蛉のような女性が来るのを、待った。

理由?そんなの簡単だ。

此処は、彼の興味を引いたから。ただ、それだけ。

Re:When I appear, please be careful to the lapse of memory of the load.
DATE: 2010/02/07(日)   CATEGORY: 店主の宝物庫
明後日の彼方さん。
―トランクを開けて御覧、あなたの行きたい世界へ。繋がっている事でしょう。

ゆらゆらと揺れ動く蜻蛉。彼女は、正しく、そんな曖昧な、存在という定義をしよう。

『今日の午後2時過ぎに、都内某所の銀行にて、事件がありました。えー、犯人との交渉は・・え、未だ続いている?今、現場はとても・・は?』

ニュースキャスターは今入ってきた情報に、驚いた。
『犯人だけなの?』

時は、このニュースが流れるおおよそ2時間ほど前に至る。

給料日と言う事もあいまって銀行では色んな人が己の努力と汗の結晶を手にしようとやって来ていた。そして、其処に現れる不届き者の手によって、彼らはその行動を一時中断しなくてはならなくなる。

「携帯を持ってる奴はこの中に入れやがれ!それが終ったら伏せろ!」
怒号が銀行の中に広がり、不届き者は黒い、こういう場面でお馴染みの物を手に持っていた。更に用意周到だったのか、既に銀行の入り口付近などは閉めてあった。

「おい、お前等変な動き見せやがったら分かってんだろうな!?」
客の後ろで手を上げたままの状態の銀行員達におなじみのものをちらつかせる。

そして、彼女はそれを面倒くさそうに見ながら時計を気にしていた。トランクを一つ足元に置いて。

不届き者は銀行員にお馴染みの物を突きつけながら、金を入れさせた。すると、外から赤いランプがちらつくのが見えた。不届き者はそれを見て、近くに居た銀行員にお馴染みの物を震える手と震える声で脅した。

「誰だ!警察を呼びやがったのは!?」
彼女は思う。なんて、つまらないのだろうか、と。付け加えるなら、時間大丈夫だろうか、と。

「畜生!おい、そこの女、来い!」
彼女は不届き者に呼ばれ、内心ガックリとした。彼女はわざと自分のトランクに足を引っ掛け転んだ。トランクには中身が無かったが、不届き者にはそれが見えなかった。

彼女は目の前に居た学生、おそらくバイトで貯めたお金を引き下ろす予定だったんだろう。かわいそうに。―に、自分が外に引き出されている間に全員このトランクの中に入って、真っ直ぐ歩いたら、そこにあるドアを開けて、と言った。
早口で伝わっていないだろうか、と彼女は考えたが学生は神妙に頷いた。よし、と思っていると首根っこを不届き者に掴まれてズルズルと引きずられ外に出される。

「撃つな!この女がどうなっても良いのか―」
その後の事は省く。何しろ、推理ドラマでよくある台詞を彼は要求したからだ。その時点で彼女の”親切心”という奴は終った。今はもう、ただこの面倒くさい現状をどうきり終えるかについて考えていた。

「人質が惜しかったら『その心配は無いですよ。』―は?」
不届き者はその言葉が何処から発せられたのかを探すと、銃を突きつけている女がつまらなさそうに言っていた。警察すらも、彼女のそんな、言動、行動に驚いていた。

「何を、言って『だから、もう良いんです。つまらないから。つまらなすぎて、嫌だから旅に出るのに、何で邪魔するんですか。これで旅の行き先がまるっきり近場になったじゃないですか。最悪です。責任を取って・・ああ、いいです。やっぱ、責任なんて、そんな一生続きそうなの。要らないですから、この手と、それから、そのおもちゃ退かしてください。頭が陥没します。』
不届き者に喋る暇と警察に彼女が何なのかを考える暇を与えず、彼女は喋ると不届き者のお馴染みの物をやんわりと退け、不届き者の中から抜け出し、つまらなさそうに周囲を見渡した。

「あの学生君が、いい子だったら中の人たちはえーと・・、”笑魂”っていうテレビスタジオに居るはずなので、保護してあげてください。それじゃ。」

彼女はそう言うと銀行の中に入った。どうやら学生君は頑張ってくれたらしく、人っ子一人居なかった。見慣れたトランクに片足を突っ込み、もう片足も突っ込み、片手でトランク閉じた。暗闇。

不届き者は急いで銀行の中に入ったが、そこにはまるで喜劇のように誰もいなかった。

「なんで・・!?」
不届き者は現実を目の当たりにして、外の警察に怖がりながら、銀行内に立てこもった。誰もいない、犯人だけの、銀行内に。

警察が犯人に出てくるよう勧告している一方で、警察はある場所から電話を受けた。

それは、先程彼女が言っていたテレビ番組かららしく、何故かトランクから人が出てきて、自分達は事件のあっている銀行から逃げてきたと話しているらしく、でもどうしてトランクから出てきたのか、それが分からない。と言うらしい。

ただ分かっているのは、彼女がトランクの説明をした学生が居なかった、それだけ。

Re;An excursion in the trunk!
DATE: 2010/02/05(金)   CATEGORY: 店主の宝物庫
イーグルハンド。
―前もって言って置くが、これは僕のせいじゃない。

「うわああああん!」
目の前で泣き叫ぶ子供がいるが、決して僕が泣かせてしまったわけじゃない。

そう、この子供は僕が今着けている鬼のお面を見て泣いているのだから。

世間は属に言う節分。鬼は外へ、福はお家へ、なんてお馴染みのフレーズが何処からも聞こえる。そして、僕が今着けているお面は先日柳童から貰った物だ。時期を見てつけたが、それが仇となるなんて。

「うわああん!!」
子供の泣き声というのは、多分歯医者の治療機器の低周波に似ている効果があると思う。

「頼むから、泣き止んで。」
懇願するように見ず知らずの子供の頭を撫でるが、全く効果が無い。かといって、お面を外す事も出来ない。

だって、そうだろう。こっちをみせた方がよっぽどこの子は泣いてしまう。確信があるのだ。怖がらせてしまう、という事に関しては。困った、実に困った。そう思っていると、影が差した。

振り向くと、妹が居た。そして、こちらに向かってパクパクと口を動かす。

「違う、断じて違う、僕が泣かせたんじゃない。ああ、僕だって泣きたいんだ。」
そう言うと、妹は隣りに来て子供の頭を撫でた。よしよしという具合に。

すると、子供は泣くのを止めて妹を見た。だが、その顔は明らかにガッカリしていた。何故。

それでも、妹はまだ頭を撫でるのを止めず砂場に指で文字を書いた。

『このオニさんは参った、と言っています。』

『もしあなたが泣きやんでくれたら、ジュースを買ってくれるそうです。』

さらさらと、いつの間にか言っても無い事が書かれていた。子供はといえば、砂の文字を読みこちらを見て、満面の笑顔を浮かべた。子供だって、現金なのだといわんばかりに。

「・・何時、僕は奢るといった。」
パクパクと妹は口を動かす。

「確かにそのまま泣き止んでくれないよりかはマシだが・・ああ、もう分かった!林檎ジュースで良いだろう?」
こくりと頷く妹を見て、僕は自販機へと歩く。

妹はそんな兄の姿を見て、次には子供を見て砂に文字を書く。

『泣き止んでくれて、有難う。でもね、オニさんも色んな所でいじめられたから泣きたいの。だから後で戻ってきたら、お疲れ様でしたって言ってあげて下さい。』

砂の文字を読み取りこくりと頷いた子供を見て、ただ彼女は、そんな毎日に笑った。

Re;never escape
((↑決して逃げれない。
DATE: 2010/02/04(木)   CATEGORY: 店主の宝物庫
ホエールワールド。
青い、蒼い、海にとっぷり沈んでは、ああ沈んでるなんてぼんやりと思う夢を最近よく見る。

起きてから朝食をもぐもぐと食べている時に毎回気づくのはその沈んでいる、僅かなゆったりとした瞬間に、何か大きな影が自分の霞んでいく目の前を通り過ぎている事くらいだ。

しかも、この夢を見出してそれは当然のように毎回現れる。

なんだろう、あれは。

私は未だ知らない。

夢の中の鯨がひっそりと、太陽の光を隠していることに。

Re;The world of the whale.

((↑鯨の世界。

鯨を美味しいと思うか、鯨は大きくてカッコイイな!と思うかは貴方次第です!

ちなみに私は前者です!オバイケうます!!

昨日友達とSNをずっとやっていたんですけども、3が楽しすぎて友達から借りました。

ウィルエンドを目指して突っ走っていますが・・なんかもう、目移りしますね・・。

イスラエンドがちょっとみたいな~とか思ってるんですけど、2周目はさすがに無理だわーって状態なのでとりあえずウィルエンドで落ち着こうと思います。半端無いよ、ウィル。

で、昨日ヤバイ、ヤバイ言ってたイナズマ3期ですが・・世童通りヤバかったです・・!

死んだわ。死亡フラグを未だにせっせと植え続けているんですが、まだ足りませんね^p^

ていうか、↑の友達を駅まで送っていかなきゃいけなかったのですが時間帯まさに7時20分。

私の心のキックオフが始まるので、友達に帰る時間を融通してもらいました。((←

以下、ねたばれ?

その結果、OPから死んでたww

すぎたさんが、まさかのイギリスww ていうか、レイトンみたいなのがいるんだけどwwアメリカの子たちと、日本行きたいな~みたいなことを最後に言ってた子にやたらと心を鷲掴み状態にされました。

・OP
・ノリのいい曲!!
・ぬ、お?
・デザーム降臨!!何あれ!?
・その事に驚いていると、私の視力も未だ捨てたモンじゃありませんでした。
・ばっちり、ガゼルとバーン発見して友達が隣りにいるのにニマニマしてたwwまあ、いっかww
・何かここまで見てると普通のサッカーアニメ。
心を読まれすぎたOP・・。というのが結論です。

・本編!
・サッカーの守君?
・さらっとシャドウがいる!?有難うございます!!
・今回遅れたのはキャプテンですw
・何か、上手い具合にシャドウいてくれないだろうか・・。
・お嬢が健気・・ほろり。

・中編?
・皆登場!
・ リュウジのあの妙なオーラを感じ取ったのはシャドウだけなのか?
・まさかの主演男優賞物の演技力の緑川君。
・ていうか、役作りあったの?
・アフロ君が実は本番になったら力が出せないキャラなのかな・・こう緊張しちゃって。
・世界~とか響木監督が言っている時に動揺したのがそんな気がするぞ・・?
・とりあえずやっぱり沖縄!!

・後編
・個人プレーだと・・!?
・明らかに個人プレーとか無理な方々が!?
・話は分かるが、良いのか、それで。
・とりあえず来週楽しみです!

・ED
・私も目からビームです!結論!
・え、鬼頭さんが、最後の言うの!?((←一番ビックリした所。


なんかもう、楽しすぎて過呼吸気味でした。ていうか、あまりにも楽しすぎて友達にメールしちゃったよ!

昨日のゲシュタル崩壊が凄まじかっただろうな、と予想してみる。では、明日学校に生存を報告してきます!

お粗末!
DATE: 2010/02/02(火)   CATEGORY: 店主の宝物庫
ジュラファーウォーター。
不可思議?

椅子とか、勝手に飛んじゃう感じの?

え、それは幽霊騒動?

あ、そっか。ごめんごめん。

で、えーと不可思議って?

人が消えたり?

見知らぬ人が増えてたり?

・・あれ、そっちの方って怪奇現象とかじゃないの?

違う?そうなの?

まぁ、確かに最後には、不可思議、って思ったり背筋がぞわわわってなるけど。

科学で証明したいと思わないかって?

うーん、よしておこうかなあ。

どうしてか?

だってね、私が、そっちの立場だったら”証明”って言葉使われたくないよ。

ほら、証明って確かに其処に存在する、とかを色々根拠つけてやらなきゃいけないでしょう?

それってつまり、証明でもしなきゃ存在がわからないって事じゃない?

違うのかなあ・・?

・・・、何でぽかんとしてるの?

あ、梔だ。それじゃ、バイバイ。

Re;About a proof phenomenon to cost few quality when there is it.
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