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DATE: 2009/09/13(日)   CATEGORY: 店主の宝物庫
童。
―先までもっと見たいなら、こちらへおいで。

秋の色に染められた葉が少しずつ、落ちていっている。

そして光也は拙い顔をしていた。隣りでは筑紫がそれを見てくつくつと笑う。

「絶対、ばれています、あれはばれています」
「いやあ・・なんと言うか、絶妙だなあ」

というのも先程偶然にも光也の兄たる美里を見かけ、光也は筑紫の後ろ背の店に入ったはいいがどうも上手く隠れ切れて無い気がしたらしい。

「ああ、どうしましょう・・」
あたふたと慌てふためく姿を見て筑紫はまた笑った。どうも、似ている気がしてならなかった彼女の行動は、奴と―

そんなことを考えていると、ふっと目の端に何かが横切ったのが見えてそちらに視線を変える。

小さな子供が、人気のない道に子供とは思えない速さで走っていくのだ。

「・・、光也、光也」
ちょいちょいと手招きをし、次に静かについてきてくれ、という。すると、こくりと彼女は頷き子供を追う。


「・・筑、紫さんあの子どこかで、見たことがあるような、気がする、んですがっ?!」
「そうか、なら、追いついて、話を、聞こう!」
走りながらのために、言葉は途切れ途切れだった。その中で、筑紫は子供の進行方向に何があるかを考えていた。この先には、随分昔に檀家がいなくなった寺しか―

石造りの階段を上りきると、コケの生えた石畳、朱色の小さな構え、賽銭箱、その奥に隙間風を通しそうな障子があった。

「・・ここ、鬱蒼と、していますね。」
光也の言葉を聞きながら、障子を見る。嗚呼、やっぱり空気が、視線が、あるじゃないか。

にまり、―と筑紫は笑った。

「光也、後ろに下がっていてくれ。危ないから、」
「え?あ、ええ?!」

筑紫の言葉に、ふいに頷いてしまった物の咀嚼した言葉の意味に光也は驚いた。石畳をほんの5・6歩歩き障子に手を伸ばす。空気が、張り詰めた。

ぱんっ!!―筑紫が勢いよく障子を開けた。

そして、其処には幾人もの”能面”を頭に乗せた子供たちが居た。目には恐怖を浮かべ。
「やはり、か」

「兄ちゃん、其処を動くな」

後ろを振り返ると、光也が”能面”を被った背の低い男に身柄を捕らえられていた。筑紫は、考えた。ここで、今、為すべき事は一つ。動かない事。

「判った、だからその物騒な物を子供と、彼女に向けないでやってくれ」

それだけなのだ。

Re:Do not withdraw. Because it is only to advance to have you.

((↑下がらないで。貴方が出来るのは進む事だけなのだから。
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静夢 | URL | 2009/09/14(月) 12:10 [編集]
おひゃよ~。
今日も晴れてる。暑くなるのだろうか。

偵察の方がいかがだすたかな?
何とか無事にたどり着けたかしらん。
1回偵察するのは良いっすよね。
おいらも受験のとき行かされたもん(笑)

リメイクが多いのは気のせいではなくマジで多いべよ。
理由は簡単で手っ取り早くマネーになるから。
元々売れた作品だからね。
そして裏を返せばネタが尽きたとも言える。
でもやっぱり一番は目先のマネーだろうけど(笑)
そもそもオリジナル作品にマネーを使いすぎっすよ。
FFとかも尋常じゃない額を使ってるはずだし。
マネーをかければ良い作品が出来ると思い込んでるお偉いさんたち。
そしてそれに洗脳されてる製作者みたいな?

桂月 | URL | 2009/09/15(火) 20:01 [編集]
今晩和・・風でねごんでいました><

偵察の方無事たどり着けましたよ~。
いよいよ、明日な訳ですが、頑張って来たいと思います!

なるほろなるほろ・・。
たしかに、シリーズ化されてしまったオリジナル作品は多いですよね。おまけに、そのシリーズが人気とか色々保証されてるし。
でもまあ、ゲームにしても、マンガにしても、色々出し尽くした感がありますよね。だから、なのか”普通”をモデルにしたら結構な事ネタ出るんじゃないかと思ってたり
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