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DATE: 2010/05/05(水)   CATEGORY: 店主の宝物庫
エスケイプストーリー。
この世にはどんな物語が未だ隠れているんだろう。まあ、どれであろうともきっと語られる話であることには違いないだろうけど。



パタン、と分厚い辞書のような教科書を閉じて肩を動かすと骨がバキッと音を立てた。そして座っていたベンチから立って彼女は歩みだした。こつり、と。

ミネガマという大学生の評価を上げるとするなら普通だ。面倒な事は面倒だし、嫌な事は嫌な事と思う。

だが彼女はそれらを心に圧縮して綺麗に仕舞いこむ。何故か、それも面倒だったからだ。感情を露呈するのは未だ許せる、が露呈した事によっていわれの無い憤りを買うことが彼女にとっては面倒だった。

それゆえに彼女は耐える、という動作を面白いくらいに学んでいた。

そう、笑える位に。

彼女の色んな感情は今まで綺麗に仕舞いこまれていた。たった一つのことを除いては。

先月くらいだっただろうか、彼女は詐欺事件という奴を目の当たりにした。しかも彼女は不本意中の不本意にそれに関わってしまっていた。彼女の為に言うが、当事者ではない。被害者、としてだ。

しかも本来彼女はそれに全く係わり合いは無かった。なら、なぜ不本意に関わってしまったのか。

理由は一つ。

恩があったからだ。

「ミネガマ!」
自分の苗字が呼ばれたことによって彼女は声の方向を振り向くと長身の男が息も切れ切れに走ってきた。男は顔をあげると右頬には綺麗にガーゼが貼り付けられている。

「どうしたの?」
「これ、リガキさんがミネガマに渡してくれって。」
彼女はリガキという名前に眉を顰めるという感情を示し、次に袋を受け取った。

「有難う、イナバ」
「どう致しまして、」
イナバという男は唯働きにも関わらずににこりと笑った。

「ミネガマ、今日の夕飯は決まってる?」
「・・いいえ?」
「なら、中華麺食べに行こう。さっきリガキさんから券を貰ったから半額になるんだ。」
嬉しそうに言うイナバに彼女は少し考え頷いた。

「というか、何で使いっぱしりなんて引き受けたの?」
「?暇だったし、それに論文を書いていて忙しそうだったから・・」
あははと人のいい笑みを浮かべて答える男を彼女は、先日まで理解できなかった。

これから語るのは、ありふれた昔話のお話し。

Re;popular story
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静夢 | URL | 2010/05/06(木) 11:51 [編集]
おひゃよ~。
今日もあづいっすね。

おっ!着々と上京目指して。
軍資金をためてきてる模様。
本を売るというリーサルウェポンに出たぁ~!
名残惜しいけど売っちゃったんだすね。
カウンターで涙ポロポロになったことだしょう(笑)
で目処は立ったのかにゃ?
てなわけでいざ東京へ(笑)

桂月 | URL | 2010/05/07(金) 22:49 [編集]
今晩和。バイトから帰宅してきました!

着々と上京を目指して上京しましたww
ゲ○はネット通販も巷の所も品切れで、最終的にチャリで1時間かけて最後の1本を購入してきました・・!勝った・・・!
名残惜しい物でしたが売って来ました・・EYE21・・。
本当にアト○スにしては珍しいもので、結構面白いです。
あ、ブツを送信しましたので、多分来る頃じゃないかと・・楽しんでいただければ幸いです!
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